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「点と線」 (前)

 

 

松本清張の推理小説そのままですが、今日は先ず「点」からお話をしたいと思います。

 

タクシードライバーはまずはどこにどのような施設や店などがあるのを知ることから始まるわけですが、これは言うなれば「点」

 

そのジャンルは

 

①通り(本来「線」ですがここは「点」で)

②交差点

③駅

④橋

⑤役所・郵便局・動物園などの公共施設

⑥寺社・名所旧跡

⑦宿泊施設

⑧学校(小・中・高・大)

⑨大型商業施設(デパートなど)

⑩医療施設

⑪有名飲食店

 

と多岐にわたります。

 

知っておくべきポイントは軽く1,000ほどあります。

宿泊施設だけでもざっと400ちかく。

 

もちろん一気に覚えれるはずもなく、時間と経験を重ねて徐々に頭の中に入っていきます。

(ただし久々に言われると忘却の彼方ということはちょくちょく^^;)

 

今はナビが教えてくれますから無かった時代に比べ必死で覚えなくてよいというのはあります。

ただ、言われたところに対してあまりにも「わかりません。」連発ではプロの名がすたります。

 

と偉そうにいう言っている私も駆け出しのころは冷や汗の連続でした。

 

「美濃吉本店竹茂楼(ミノキチホンテンタケシゲロウ)」と言われお客様も場所をご存じなく、地図の本には載ってるのでしょうが見つけ出しようがありません。

すぐコールセンターに電話すれば問題なかったのですが完全にテンパっていて、それすらもトンでしまってます。営業所、指導員にかけてもつながらずお客様のイライラも頂点に。

結局お客様が待ち合わせの方に電話で聞いていただいて向かったという実に恥ずかしくも嘆かわしい経験があります。

 

またあるとき乳児を抱いた女性から

 

「ミンイレンにお願いします。」

「ミーレン…ですか?」

「ミンイレンです。病院の。」

「もう一回お願いします。」

 

 

私は「民医連中央病院」の存在自体知らず、はじめ「ミーレン」というスナックかと思いました笑

知らないから最初耳にしたワードが頭の中でカタカナにしかならずこんな滑稽なことになってしまいました。

生涯忘れることのできない失敗でした。

 

 

これ以外にも「〇〇のバス停まで。」とか「嵯峨●●町まで。」という方もおられますし、「△△眼科」、「××保育園」というローカルなところも出てきます。

そのローカルを得意としていればまだしもそれ以外はわかる道理がありません。

タクシードライバーは何でも知っているという概念でもってそうなるのでしょうがそんなことはないのです笑

 

乗られるところも点ならば、目的地も点です。

このフィニッシュのもっていき方でドライバーの力量がはっきりわかると言えます。

 

すなわち目的地がホテル、飲食店、学校、病院等であれば至近におつけするということなのですが、意外とできてなかったりするのです。

あらかじめ「こちらからですとホテルの向かい側になりますが回り込みましょうか?それとも…」というお伺いがいるのですが言ってないこともあるようです。

とりわけホテルへおつけするのは細心の注意を払う必要があるのです。

 

ここでその実例を。

 

年配の男性1名を某ホテルで降車していただくとき、そのホテルの構造がよくわかっておらず道沿いでドアを開けたときです。

 

「わしゃ荷物か!ちゃんと中に車寄せがあるやろ!」と結構な剣幕でお叱りを受けました。

 

これも自分の無知からくる身勝手な判断により起きたことなのでよく覚えています。

同じ轍は踏みたくないので即、主要なホテルのつけ方をマスターしました。

 

 

諸先輩から「キレイに走る。キレイに着ける。」という言葉をもらったことがあります。

運転にも立ち居振る舞いがあらわれるということだと肝に銘じています。

 

 

次回は点と点をつなぐ「線」のお話です。乞うご期待!

 

 

掛見

 

 

 

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