スクープ!? ~ お西さんの唐門 ~
最近あるSNSでも登場していたので私も見てきました。
西本願寺さんにある「唐門」 国宝です。
日がな一日眺めていても飽きないということで別名「日暮(ひぐらし)門」
2018年6月より修復工事のため囲いにスッポリ覆われてましたが上部が姿を現しています。
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フェンスに隠れているところが気になって気になって…
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というわけで背伸びして撮ったら全容が… 先走ってすみません。フライングです。フライング・ゲートです
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修復前の姿。画像ではそんなに傷んでいないように見えますが、けっこう老朽化が進んでいました
SNSではフェンスつきの画像ばかりです。
それを目にするにつけ「もう全部出来てるに違いない。」との思いでこのショットを手に入れました。
(もう完全スクープです (^^)v 遥かむかし新聞記者をしていた父の血を継いでます笑)
どうしても撮りたくてフェンスをよじ登ったわけでも、踏み台を使ったわけでもなく、軽く背伸び&腕をいっぱいに伸ばしてシャッターを切っただけですのでどうか大目にみてください。
(そもそも「撮影禁止」の掲示がありません。本願寺さんはオープンマインドなのです)
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ゼイタクな景色をしばし独占 扉が開いていることも実にレアなことです
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絢爛豪華そのもの
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金具は模様の間に墨が差してありバックの漆が黒いので透けているように見えます。こうすることで立体感と豪華さが強調されます。この技法を最初に思いついた人は凄い!
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彫刻には彩色が施されています。取り外せない箇所は現場で職人さんが長い日数をかけてにかわで溶いた顔料を重ね塗りされたものです。本当に見事と言うしかありません
ここに使用されている漆や金箔、顔料といった材料すべての大敵は直射日光、風雨、排気ガスです。
屋内にあれば改修のスパンは50年くらいだそうですが全部屋外なので30年くらいでまたメンテナンスをする必要があるみたいです。
これもこの門の宿命とは言え、現代の技術で特殊なコーティングをして保護できないものかと思います。
(国宝修理には実に細かく厳しい規定があり、従前の技法以外を用いることが出来ないことは重々わかってますが…)
![](https://www.kyoto-55taxi.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/F5C4EB8F-7744-43A8-BB4B-2A9A1ED1E09F.jpeg)
唐門のそばに龍谷大学大宮学舎があります。ドラマ撮影にもよく使われ、夜はライトアップされることもあり幻想的な風景が浮かび上がります
桃山文化を今に伝える国宝唐門。
フェンスが外され、通常に観れる時が訪れましたら皆様をお連れしたいと思います。
(拝観は無料。どこまでもオープンマインド)
掛見