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続・タクシー乗務不思議体験

 

 

早くも6月に入りました。

京都の緊急事態宣言も6/20まで延長となりましたが健康第一で乗り切りたいと思います。

 

 

前回が好評につき…だったかどうかわかりませんが他にもありましたので続編をお送りします。

 

 

【1.テレポーション?】

 

これも夜勤でのこと。

序盤は京都駅周辺を流すことをルーティーンとしており、当時プラッツ近鉄という百貨店(今のヨドバシカメラ)の南側の通りをよく走行してました。

 

ココを通るときのコツがあって、わざと烏丸通りに出る信号に引っ掛かるように速度をコントロールします。

(烏丸通りにタクシー乗り場があるため、この通りでお客様を獲得したいからです)

 

したがって後続車両が来ていないかどうか絶えずルームミラーを見ながらゆっくり進みます。

このとき運よく車は私だけ。

 

すると近鉄から比較的若い男性が私の車を見つけて(7段くらいの)階段を勢いよく降りてこられます。

(はやくも作戦成功ー!)

 

自動ドアを開けます。

乗られました~。

 

「ありがとうござ…」と言いながら振り向いたその時です。

 

えっ!?  

 

かなり年配の男性が座っています。ちょこんと。

 

私のアタマの中は❓マークだらけに。

 

え!えっ⁉︎   いったいどないなってんの?

 

たしかに車の後方からからひょこひょこ歩いてるおじいさんがルームミラーに映りこんでいました。

でも勢いが違いすぎます。

 

私は思い込みが激しい性格ですがそれを差し引いても入れ替わるとはどう考えてもあり得ないことでした。

 

若い男性が憮然とした表情で立ち去られます。

 

私は必死で?マークを消しながら車を発進させました。(消しきれるはずもなく)

 

マンガかコントを見てるようでしたが、人はこういったことに直面すると、いとも簡単にパニックに陥るという体験でした。

 

この事があって以降は乗り込みの瞬間は必ず目視するようにしています笑

 

 

【2.見えないチカラ】

 

深夜1時台、先頭で(空車)信号待ちをしていました。北行き一方通行の道から九条通りに出る交差点でした。

 

こちらの信号が青になります。

 

進行すべくアクセルを踏もうとしますがペダルを踏み損ねました。しかもキレイに。

(何してるんやオレは。)と思いながら再度アクセルを踏もうとしたとき…

 

❗️❗️❗️

 

九条通りを大型トレーラーが轟音を立てながら猛然と目の前を通過しました。

 

全身から血の気が引きました。

 

もし最初のタイミングで出ていれば…

 

今こうして書いてる時でもその時の戦慄がハッキリとよみがえってきます。

私側の通りは細く、停止線から九条通りの見切りはほぼ出来ない状況でした。

 

完全な信号無視の大型トレーラーをやり過ごせたのはいったい何だったのか。

(信号の変わりばなではなく2秒くらい経ってから通過していきました)

 

長年やってますがこんなふうにアクセルを踏み損ねたのはこの時だけです。

 

「いま前に出るな!」

 

と言う声こそしませんでしたが何か目に見えない働きかけがあってペダルを踏めなかったと思う方が自分としては納得がいきます。

 

前回も書きましたが「タクシーの神様」はいると信じています。

そして先祖や亡き母の加護があったのだろうとも感じます。

 

しかしどこまでいっても説明などつかない事なのかもしれません。

 

「運転」とは「運を転がす。」と書きます。

事故を起こすタイミングがあれば、事故に遭わないタイミングもあります。

悪いほうに転がらぬよう日々安全運行に努めるのみです。

 

掛見

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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