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「隠れ値上げ」と「値打ち」

 

 

以前から気になっていた事を取り上げます。

 

「シュリンクフレーション」という言葉があります。

 

商品の値段が変わらないまま容量が小さくなる実質上の値上げのこと。

英語で縮むという「シュリンク」と、物価が上昇する「インフレーション」を合わせた造語。

容量の変更に気がつかない消費者も多く「隠れ値上げ」とも呼ばれている。

 

 

「気づかない」とありますがこの現象が最近目立ってきたと思われないでしょうか?

 

 

 

・京都の某中華料理チェーン店の「餃子」  数年前にけっこう小さくなりました

・某有名ドーナツ店のドーナツ    これもけっこう前から

・人気の棒アイス          チョコでくるんだ「パ」で始まるあの商品です

・和洋菓子店の商品全般       ショートケーキもお饅頭も小ぶりに

・パン屋さんの商品全般       ある人気店は行くたびに縮んでいってるような…

・麺類店の麺の量          前はもっと食べ応えあったのになぁ

・袋入りのお菓子全般        特にスーパー、コンビニの100円シリーズ。悲しいほど少ないです

 

アイスを除いて共通しているのは原材料は小麦粉という点です。

日本で食べられている小麦粉は約9割が海外から輸入した小麦で作られており、日本は世界上位5カ国に入る小麦輸入国です。

この小麦自体が値上がっていることが最大の要因となっています。

 

あるマクロ経済学者の分析によると

 

原材料費の高騰などが要因の商品小型化の波は以前からあるが、メーカー側も小型化には製造工程を変えるなど費用と手間がかかる。

値上げするにしても、世の中の賃金が思うように上昇せず、消費者が価格に敏感になっている社会情勢では、(価格を)上げたくても上げられないのでは。

 

とあります。

数年前から始まっていることですが、このコロナ禍でさらに拍車がかかったことは間違いないようです。

 

経済が停滞している現状においては非常に難しい問題だとは思いますが、価格そのもの以上に「値打ち」があるかどうかがより一層問われる時代に入ったと言えるのではないでしょうか。

 

食べ物のことばかりになっていますが私たちもまた「値打ち」を問われる仕事をしていると言えます。

 

通常のAB間運行、定額運行、観光貸切それぞれに価格が設けられていますが、やはり「ここに頼んで良かった。」と思っていただけるだけのものを提供できるようまだまだ努力していかねばならないと思っております。

 

そのためには我々自身がどのようにすれば、その時々のお客様の心をつかみとれるかを絶えず感じ取れるかどうかにかかっていると思います。

これは何も観光に限ったことではありません。

AB間運行でも「いつもより速くて安い。」と喜んでいただいたことがあります。

空港定額でも「大きな荷物が心配だったけど問題なく積めて、快適に乗ることができた。」とリピートして下さる方がおられます。

 

払っていただく運賃がお客様にとって十分な値打ちがあり、また乗りたいと感じていただけることをこれからも考え続けていきたいと思います。

 

 

掛見

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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