京の「底冷え」の真相
京都は三方を山に囲まれており、冬は底冷えがすること(夏は猛烈な蒸し暑さ)で有名です。
では実際はどうなのかという記事が複数あったので集約すると京都市内が他の市町村に比べ冷えているとされるデータはないそうです。
これまた京都人の
「盆地やさかい、よそさん(他府県)とちごて(違って)身体の芯から冷えますのや。」
との思い込みが思い込みを呼び確立されてきたものらしいという書かれ方ととれます。
しかしながら私は大学(京都市内)時分は北海道や新潟から来ていた先輩や同期がこぞって
「地元より確実に寒い」と申しておりましたし、逆に私は新潟や富山に長年出張していましたが真冬でもそんなに寒く思ったことはなかったです。
やはり独特の寒さが京都には存在するとここに断言させていただきます笑。
とある京都関連の書物に興味深い記事が出ていました。
「洛外は寒い」というものです。(「洛中洛外」はまたの機会に)
当該の記事で冬場の気温が柊野(ひらぎの・上賀茂神社の北側に位置するエリア)は中心部(御池柳馬場付近)と比べ1.8℃も低いと記されています。
さらに同エリアの平均最低気温はマイナス0.3℃で新潟市、富山市とほぼ同じとのことで確かにマチナカに比べたら間違いなく寒いところです。
本当はもっと差があるんじゃないのかとも感じます。
最後にきわめつけを。私は一時期、京都市北区の某所に5年暮らしたことがあります。(ギリギリ「洛中」でした)
当時タクシーの夜勤から帰宅し何か食べるものを作ろうと台所でゴマ油を使おうとしたら。。。
「 え!? ナニコレ、凍っ…??? ン? 油が凍る? そんなアホな~ 」
そうですゴマ油が凍ってたのです。これには心底驚き、しばし呆然としました。
食事を味わう前に底冷えを味わった瞬間でした笑 たしか驚きすぎて何も食べずに寝たような。
掛見