鐘馗(しょうき)さん
飾り瓦で「鐘馗さん」と呼ばれるものがあります。
むかし向かいの家に立派な鬼瓦がある場合、自分のところに悪いものが入ってくるという考えから、その対面に鐘馗さんを据えることが京都中心に流行ったらしく簡単にいうと魔除け、厄除けの縁起物です。で、お向かいさんが鐘馗さんをあげると文句も言わず黙って同じような鐘馗さんを据えるといった京都人の特質も相まって拡がっていったというわけです。
あとから上げられる方は「にらみ合い」を避けるために正面を向いてないものも多く、他には微笑み返しとして「おたふく」を据えている(これが屋根に上がっているのを見たことがありません)実に京都人らしい奥ゆかしき対抗心とういうかイヤらしさというか。。。がよく滲み出ています笑
この鐘馗さん、昔から伏見区(我が社の至近距離!)で今もなお製造されておりアタマが下がる思いです。
ネット販売もされているので相場をみられるのも面白いかなと思います。鐘馗様、どうか早くこのウイルス禍を鎮めて下さい!!!!! 掛見
浅田製瓦(せいが)工場さん (京瓦.comで検索)
取り付け方もネットに出ています
こちらが斜めを向いておられるバージョン
三代目当主さんが丹精込めて造られています